知ることは生きること コンサルタント長野健太のブログ

プライベートコンサルタントとして得た知識を1人でも多くの人に届けたい

マスクと【感染抑止の為にすべきこと7か条】

❒布マスクを一住所に2枚配布へ


(画像は1日の対策本部にて、首相官邸HPより)



安倍晋三首相は2日の衆院本会議で、布マスク配布について「急拡大するマスク需要の抑制を図り、国民の不安解消に少しでも資するよう速やかに取り組みたい」と強調。


布マスクは再来週から約五千万世帯に郵送される。菅義偉官房長官は2日の記者会見で、予算額は一枚当たり200円程度と明らかにしました。送料などを合わせれば経費はマスク代の計200億円を上回る計算です。



歓迎の声がある一方、家族の人数に足りないとの不満や費用対効果への疑問も出ています。 


 


※布マスクは織り目のサイズが大きいため、飛沫を防ぐ効果が小さい。また繰り返し洗って使う場合、管理が悪いと雑菌がはびこる可能性があり、かえって不衛生になる可能性も挙げられる。




米国疾病管理予防センター(CDC)は「パンデミックインフルエンザ予防のための地域社会伝播軽減ガイドライン」におけるマスクの位置づけは、咳やくしゃみによる大飛沫粒子をブロックすることにより、有症状者から健常者へインフルエンザウイルスの伝播を防ぐための物理的バリアであるとしています。



つまりマスクとは感染の予防効果はほとんどないが、他人に感染させないための咳エチケット(咳などの症状がある人は着けましょう)として着けましょうということ。




3日トランプ大統領は感染拡大を防ぐため、顔を覆う「非医療用の布」の着用を国民に勧告すると発表しました。


これまでは病人以外のマスク着用は不要としていましたが、方針転換となりました。



しかしトランプ大統領は着用は「任意だ」とし「する必要はないし、わたしはしないことにした。ただ、一部の人々がしたいなら、問題ない」と述べています。



公衆衛生局のジェローム・アダムス長官は今回の変更によって若干の混乱を招いたことを認めつつ、無症状者からの感染がかなり多い可能性を示す新たな情報が引き金になって方針転換に至ったと説明しました。





❒私のマスクに対する考え方は



私はマスクには次のような効果があると思っています。



①感染者が他人に移してしまうリスクの低減



②極めてリスクの高い方(医療従事者ならびに看病者、基礎疾患のある方、ご高齢の方など)の予防(医療用マスクが好ましい)



③手から粘膜(口や鼻)を触って感染するリスクの低減



専門家も言っているように感染予防としての効果は期待できませんが、咳などの症状がある人は他人に移してしまう可能性を減らせるのではないでしょうか。


そして③番に関しては、人は無意識のうちに顔などに触れてしまっているものです。


その感染経路を潰すためにマスクをするというのは一つの予防法となるでしょう。



よって政府による今回のマスク配布措置はマスクがない今の状況では、ある一定の効果があるのではないかと思っています。


ただし、マスク着用はあくまでも対策の一つであって、複合的に実施することが感染や拡大の抑止になっていくと思います。





❒感染抑止の為にすべきこと7か条



①上記に該当する人はマスクを着用する



②気になったら手洗いをする、アルコール消毒をする(手洗いの効果についてはこちら



③人が密集する施設での長時間滞在は避ける



④外出した時の服は洗いましょう



⑤部屋の換気を適度に行う



⑥食事に気を付ける



⑦よく寝る



上記の感染抑止策を複数行うほどに効果は上がっていくのではないかと思います。

【新型コロナウイルスの現状と対策】3月30日時点

3月30日時点世界での感染者数が72万人を超えて、死者数が約3万4000人となりました。(致死率は約4,7%)


上記感染者のうち、2割の方はすでに回復されているようです。




日本では約1900人の方が感染、57人が亡くなっています。(致死率は約3%)


上記のうちすでに2割の方が回復されています。(クルーズ船感染者を除く)


数値に上っていない無症状者が多数いるならば、実際の感染者数はさらに多く、致死率は相対的に下がるのではないでしょうか。




【訃報】29日の夜に新型コロナウイルスによる肺炎により 志村けんさん(70) が逝去されました。





私をはじめたくさんの人を楽しませて、お茶の間を笑いの渦で元気にしてくれた志村けんさんのご冥福を心よりお祈りいたします。




空気感染の有無



メディアでも取り沙汰された新型コロナウイルス空気感染説。



そもそも感染症の経路とは(日本では)・・・



①垂直感染


→ 一般的に母子感染のことをいわれます



②水平感染


・接触感染


・飛沫感染


・空気感染


・媒介物感染



WHOはエアロゾル感染が起きる可能性を指摘しています。


が、上記の感染経路にはエアロゾル感染はありません。実はエアロゾル感染の定義は世界でも曖昧で統一されていないため、飛沫感染と空気感染とエアロゾル感染の境界がよくわからなくなっているのです。そもそも日本にはエアロゾル感染はありませんし。


なので新型コロナウイルスは飛沫感染は起きるが空気感染は起きない。ともいえるし、空気感染も起きる。とも言えるわけです。


医療現場で気管挿管などの専門的な医療処置を行う場合など、特定の特殊な条件下ではエアロゾルによる感染の可能性が指摘されています。


通常の状況ではエアロゾル感染は起こりにくいのかもしれません。


ただし、新型コロナウイルスはまだまだ分かっていないことが多いため油断大敵ですが。



※エアロゾルとは日本エアロゾル学会によれば「気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子と周囲の気体の混合体をエアロゾルという」


つまりざっくりいうと飛沫よりも微小な物質のことです。



いずれにしろ、比較的長い時間ウイルスを含む微粒子が空気中を漂うことがあるという事実があります


よって対策としては人の密集する施設に長時間滞在しない


部屋の換気を適度に行うことです。



※マスクの使用に関して


人が密集するような満員電車内などでは、しないよりはしたほうがいいかもしれません。


しかし屋外ではマスクをすることで感染リスクを軽減できるかについては疑問符です。






改めて手洗いの重要性






国立医薬品食品衛生研究所によると、


流水で15秒手洗いをするとウイルス残存率が約0.1%


ハンドソープで60秒洗い後、流水で15秒流すとウイルス残存率が約0.001%になるそうです。


たとえウイルスが手についても心配することはありません。


身体の中に入らせなければいいのです。入らなければ感染しません!


その為にやることはもちろん手洗いです。


それでも心配な方はアルコール消毒すると万全です。